2014年09月21日

「trance between the stars」の作業手順

中世気分で銀筆、羽根ペンを使って、ちょっと優雅な気分で漫画を描けないかと思っている人もいるかもしれません。そこで、ちょっと今回、試した作業手順をメモしておきます。どちらかと言うと、優雅なイメージを打ち砕く感想となります。

*

原稿用紙に使用したのはケント200なのですが、もちろんそのままでは銀筆は使えません。なので、ジェッソ(リキテックス)でプレパレーションしています。

以前もここで書いたように銀筆は綺麗に修正することができません。そのため、いったんシャープペンシルでアタリをつけます。
20140921_trancebetweenthestars_making_010_S.JPG
次にアタリを消しながら銀筆で下書きをしていきます。
20140921_trancebetweenthestars_making_020_S.JPG
そのあとで下書きを元に羽根ペンでペン入れをしていきます。
20140921_trancebetweenthestars_making_030_S.JPG
ところが、この手順で作業してみたところ最初に考えていた以上にめんどくさいことになったのです。

使用する原稿用紙を事前にプレパレーションしないといけません。一枚絵のために下地を作るのならともかく、漫画原稿用紙を全て処理することを考えると、いきなり萎えます。

プレパレーションしてある上ではシャープペンシルは普通以上に濃くなってしまうため手でひきずると原稿を汚してしまうのです。おなけにジェッソの目に入ってしまうようで消しゴムで綺麗に消しきれません。

また、プレパレーションした上で羽根ペンを使うと、ペン先が劣化しやすく小まめにナイフで微調整しないと、まともな線がひけなくなってしまいます。

おまけにジェッソの上だと吸湿性の関係か、ケント紙の表面に直接ペン入れするより乾燥に時間がかかるのです。ひきずらないように注意しながら作業をすると効率が悪くてしかたありません。

一枚絵であれば、この手順も許容範囲と思うのですが、漫画原稿を仕上げるのは今回の二枚が限界かもしれません。銀筆をあきらめて羽根ペンだけにすれば、プレパレーションの工程とシャープペンシルでアタリをつける工程がなくなります。ペン先の劣化も抑えられるため微調整の手間も減るのですが・・・。

*

効率をとるか、気分をとるかちょっと、悩んでいるところです。
ラベル:技法 コミック
posted by Amleth Machina at 23:42| Comment(0) | memo | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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